経済のグローバル化が急速に進展し、わが国の企業は国際・国内市場において、調達、製造、販売をダイナミックに再構築しようとしています。港湾・空港は物流における結節点の一つであり、ハード・ソフトの両面から効率的な物流を支えるインフラとして機能することが求められています。
当社は、港湾・空港のソフト面の機能向上に係る調査・分析・提案を行ってきており、物流に関する流動状況の分析、貨物量予測等基礎調査等の基礎的な調査・分析から、現場に即した物流モデル構築の提案や社会実験の実施まで、行政・民間事業者間の調整やサポートも含めて取り組んでいます。
今後も基礎的調査・分析に基づき、急速かつダイナミックな変化を見据えた、より現場に即したビジネスモデル構築、社会実験等に取り組んでいきます。
基礎的調査分析
現場に即したビジネスモデル、物流戦略を提案する上で、物流に関連する現状の流動、将来の動向等の基礎的な調査・分析は不可欠なものです。このため、各種データの分析、現地調査、ヒアリング調査等に基づいた港湾、空港の貨物流動実態の把握、将来の貨物量予測、制度・運用実態の把握等の基礎的な調査・分析を行ってきました。
- 敦賀港港湾物流動向調査(2006・国土交通省)
- 京浜港の海上コンテナはしけ輸送に係る実態把握調査(2007・国土交通省)
- 東京湾における海上コンテナはしけ輸送及び内航フィーダー輸送に係る実態把握等業務(2008・国土交通省)
- バルク貨物を対象とした流動調査に関する基礎的検討業務(2008・国土交通省)
- 九州管内の港湾を発着する国際コンテナ貨物の流動分析調査(2011・国土交通省)
- 境港物流効率化検討業務委託(2012・境港管理組合)
- 長崎港物流検討調査(2013・国土交通省)
- 北九州空港利活用方策検討調査(2013・国土交通省)
- 川崎港コンテナターミナルに係るドレージ輸送実態調査委託(2013・川崎市)
- 九州地域の港湾を活用した国際物流拡大方策検討調査(2014・国土交通省)
- 四国のコンテナ貨物の流動実態分析業務(2014・国土交通省)
- 佐世保港物流促進方策検討調査業務委託(2014・佐世保市)
- 境港国内RORO船航路調査検討業務委託(2014・境港管理組合)
- 九州地域港湾の小ロット多頻度輸送対応方策検討調査(2015・国土交通省)
- 国内海上輸送網の充実に向けた促進方策検討業務(2015・国土交通省)
港湾・空港のロジスティクス機能強化
グローバル化が急速に進展する下、国際・国内物流における一層の効率化・高度化、環境対応などが求められ、それらへのより迅速な対応を迫られています。
当社は、港湾・空港における物流機能強化・高度化に係る調査・検討とともに、新たな物流モデル構築・提案や社会実験の実施などに取り組んできました。
- 博多港マルチクロスサービス具体化検討調査(2006・福岡市)
- 基幹航路貨物等の分析調査(2007・(財)東京港埠頭公社)
- 奄美群島・物流効率化ビジョン策定調査(2008~09・国土交通省)
- 空港と港湾が連携した沖縄の物流効率化に関する検討業務(2009・内閣府沖縄総合事務局)
- 那覇港物流ビジネスモデル導入事業検討業務(2012・那覇港管理組合)
- 沖縄における国際物流戦略に関する検討業務(2012・内閣府沖縄総合事務局)
- 国際フェリー・RORO輸送による東アジアとの複合一貫輸送の高度化に向けた調査(2012・国土交通省)
- 九州地域港湾のアジア国際物流の高度化及び新たな物流展開に向けた調査(2013・国土交通省)
- 九州地域の港湾を活用した国際物流拡大方策検討調査(2014・国土交通省)
- 博多港コンテナ物流トライアル実証調査業務委託(2015・福岡県)
循環型社会への対応
循環型社会の構築に対応し、静脈物流システムの構築やネットワークづくりに係る調査・検討とともに、その実現化に向けた社会実験の実施や新たな物流モデル構築・提案に取り組んできました。
- 奄美群島静脈物流ネットワーク調査(2004・名瀬市・日本財団)
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石垣港静脈物流基礎調査(2006・内閣府沖縄総合事務局)
- 静脈物流に対応した内航海運活性化方策に関する調査(2007~08・(財)運輸 政策研究機構)